栽培記録

霜がおりました

 あと半月位は大丈夫かなと、普及種などは、まだ地植えのままにしていたのですが、11/28 の朝に確認すると、霜がおり、多肉がカチカチに凍っていました。
 地面の上に置いていた鉢植えはまだ被害を受けなかったので、安心しましたが、多肉が凍る時期になりました。
 家の北側は、秋・冬に日が当たりづらいので、一番早く霜がおります。今年は例年より少し早いなと感じます。

 用事があったので、急いで、苗を抜きプラグトレーに入れて、日が当たっている場所に移動して解凍をしました。

 急いでいたので、抜いて雑にトレーに入れていた苗ですが、帰宅後に苗の状態を確認しました。
少し、外葉がぶよぶよになっていた苗がありましたが、無事に解凍できたようです。しばらくは、温室の暖かいところで様子をみたいと思います。
 凍結時に細胞が破壊されてしまった苗は、そのうち弱ってくるので、注意深く確認しようと思います。

 寒くなってくると苗が休眠するのですが、私の環境では、例年なかなか切り替えが一気に進みません。まだ休眠していないからと、水をあげすぎると寒くなった時に、葉に水分が残りすぎていて凍結します。
 今年は、寒くなるのが早そうで、雪も多く降ると思って、冬越しの準備を急ごうと思っています。

冬対策

 去年までは、冬の時期は、室内に苗を移動することと、ホームセンターのビニル製の簡易温室を屋外に設置してました。
ビニル製の温室は、雨、風を防ぐのは効果的ですが、朝は、外気より中が冷えるため、注意が必要です。
 水分が多く残っている苗は、寒さで凍ってしまいます。不布紙や新聞紙を複数枚上に被せても、私の場合は、全く効果がありませんでした。
 床から離したり、苗の上に色々被せても、多肉植物の周りの温度が、-1℃以下になると多肉の中の水分が凍っていました。
 水分を減らした苗は、カチカチに凍らずに、耐えていました。白鳳や斑入り品種などの白い苗は、早い時点で凍結して弱り、駄目になりました。

 私の簡易温室を置いた環境は、冬の間は、昼以降しか太陽光が当たらないため、地面が完全に温まらず、朝は、地面が一気に冷え込みます。
昼に太陽光がしっかりあたり、地面に熱が残る場所がいいのですが、私の敷地内には、そういう場所はないので、仕方ないです。

 今年は、対策として、温室を設置しました。
地面がかなり冷えるので、床を上げて温室を設置しました。
すでに効果はあり、今日は地植えの苗は凍ってしまう寒さでしたが、温室内は、まだヒーターを設置していないのに、暖かいです。

 雪が降ると一気に寒くなるため、ヒータを購入しました。250Wのヒーターを1台試しに購入してみました。
 試しに室内で20℃設定でつけてみたところ、ヒーターの放熱部のアルミの部分が、料理中のフライパンのように加熱されるので、子供がいる場合などは危ないと感じました。外気が0度近くなると、そこまで本体は加熱されないか、逆に発熱量が足りないと思います。
 雪が降った時には、1台では全然足りないので、ヒーターを追加するか、その時は、別のヒーターを設置しようと思っています。

 温度を下げないようにするためには、空気の断熱層を増やすことが一番効果的であるので、温室用の断熱シートや、窓用のぷちぷちの大きいサイズのものを確認したのですが、お金がかかるので、最終的に、100円ショップで販売している断熱カーテンを温室内につけることにしました。
 幅が小さいのでかなり数が必要となります。厚みがかなり薄いので破れやすそうなのが気がかりですが。
 試しに設置したところ、良さそうでしたが、水やりの後に、かなり蒸れるので、設置は、もう少し寒くなって水やりの量が減ってからにしようと思っています。


 

 冬は状況に応じて対策を追加しようと思います。苗が休眠してくれば、日当たりが少し悪くても徒長しづらくなるので、早くそうなってくれると管理がしやすくなるなと思っています。
 去年、室内に退避した苗は、休眠しづらく、苗が光を欲しがるので、毎日昼に日当たりを良くしないと、徒長する苗も出ました。

 簡易温室で育てる時も、蒸れに注意が必要です。
水分があると、昼の日射で、温室内の湿度が上がります。
 ビニルをしめきったままでいると、中の多肉が蒸れて弱ってしまいます。
 昨年の冬は風通しも悪かったので、水やり後の数日は、ビックの温室のビニルをめくったりして、通気を良くして湿度を下げるようにしていました。

 今年は、これまで室内で育てていた苗も、全て外の温室で管理できるかチャレンジしてみる予定です。
 一瞬の気のゆるみで、凍らせてしまって苗を駄目にしてしまうことがありますが、そうならないように気を付けて管理したいと思います。
 水やりは、これから厳しめにして、多肉の水分を減らしていくようにしようと思います。



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