失敗事例

失敗事例 形が崩れる

 エケベリアの栽培を始めて3年目になり、油断が増えてきたのと、今年は強く育ててみようと雨ざらしで日差しが強い場所に急に栽培環境を変更したので、多くのエケべリアの形状を悪くしてしまいました。桃太郎など、丸くてコロンと可愛い姿をしていた苗の形を変えてしまいました。

去年の状態

 ムーンストーンは、エケベリアの栽培を始めた頃に購入した苗で、初めの頃は、日当たりや水やりに気を使って栽培していました。

 無知のまま育てていたので、その頃は、夏には少し葉が開き、冬には、葉が蕾んでいたので、そういうものなのかと思っていました。
 また、去年までは、主に家の北側の午前中だけ日が当たる場所で育てていました。この形は、2年半保持していました。

今年の状況(10月の写真)

 今のムーンストーンの状況です。桃太郎、チワワエンシス、水蜜桃など、コロンと可愛い姿をしていた苗を、全てこのような形の悪い状態にしてしまいました。ムーンストーンは特にひどく、葉が厚くごつごつしてしわが入るまでビチビチに広がっています。

形を悪くした原因

 6月~9月の水のやりすぎの影響が大きいと思います。
 今年から、もっと日に当てて、雨ざらしにも耐えられる苗がいいのかなと勝手に思い、苗の置き場を日当たりがよいベランダに変更しました。
 これまでは、雨の時は、雨のかからない場所に移動するなどしていましたが、今年は雨ざらしで放置していました。
 また、夏は、日当たりがいい場所に置いていたので、土の乾きが早く、根も乾燥しやすくなったため、去年より水やりの頻度を増やしてしまいました。
 また、苗の上に遮光シートを被せるような手を抜いた管理をしていたので、苗に風が当たりづらく、苗に刺激もすくない環境にしてしまったのが要因だと思います。
 

 結果、桃太郎やチワワエンシス、水蜜桃など、コロンと可愛い姿をしていた苗を全て、みるも無残な形にしてしまいました。
今年もいくつかの苗は、例年通りに、寒くなってくると葉が蕾んできていますが、今回、葉が開いてしまった ムーンストーンは、去年までは蕾んでいたのが、今年は蕾む気配はありません。

寒くなってくると葉が閉じる

 同じカンテの苗です。
 秋までは、葉を広げて太陽光を受けていました。
 寒くなってくると、葉がだんだんと上がってきて蕾むようになります。
 

 韓国は、日本より昼と夜の温度差が大きいため、寒さで苗が蕾み、綺麗な形を整えられるのではないのかなと、これまで育てていて、冬には綺麗な形に戻るのでそう感じています。
 ただし、今年は、雨ざらしと、夏に暑い場所に置きすぎたので、6月~9月の間に水をあげすぎて、葉を大きく広げさせ過ぎてしまいました。

11月の状況

 これは、ムーンストーンの11月の様子です。記事の頭にのせた写真の時は、わかりづらいですが、葉がむちむちに張って厚くなり、びくともしないほどに葉が広がっていました。
 11月末になってからやっと葉の厚みが落ち着いてきました。
 もう少し形が戻るまでには時間が必要そうです。
 冬の寒さがやってきて、休眠するまでにどう変化するかなと気になります。

1月の状況

 1月になり、全体的に形が締まりつつありますが、まだ葉の付け根はパンパンに張っているので、元の状態に戻るまではほど遠いような感じです。
 花芽が出てきたので、水やりを再開することにしました。


 来年は、環境を変えて、水やりの頻度を増やさないように気を付けたいと思っています。今年は、雨ざらしで日によく当てた場合の苗の変化を確認できました。
雨ざらしで強い苗を育てているとの方から購入した苗の葉が分厚いなと思っていたのが自分の環境でも再現できました。
 

 気付いていない点もまだあるかと思いますが、綺麗な形にしておくのは、6月~9月に水やりを多くせずに、寒さで蕾んで形が戻るようにしておくのがいいのかなと今は思っています。
 無知な時は、それをしていたので、2年半はコロンとした形を保持できていました。
 この状態に戻せるかわかりませんが、水やりをコントロールして形を戻していきたいと思います。
 冬は、休眠に入ると水を吸わないので、水やりが少なくなりますが、秋には急に形を戻そうと水をやらなすぎるのは枯れたりする原因になるので、少しづつ様子を見ていきたいと思います。


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