栽培記録

エケベリアの地植え

 そろそろ地植えの苗を鉢に移動しないとと思っていますが、地植えでも60苗程度育てています。今日温室に二つ目の棚を作って、雨ざらしの苗を収納して、温室には710の苗を移動、雨ざらしのプランターに300苗位あるので、数えていませんでしたが、1000苗以上になっていました。

 多肉植物の栽培を始めた一番初めは、ホームセンターで見つけたセダムでした。

 セダムを数種類購入して、地面に植えておくだけで一気に一面に広がり、冬に積雪もありましたが耐え、春にまた成長をしていました。その感覚で、3年前にエケベリア等の小苗を300苗購入して、地植えにし冬を迎えたところ、9割駄目になりました。現在もですが、あまり調べずに感覚で育てていますが、冬にかちかちに凍った多肉植物を救出して以来、霜がおりる前にはプランターに避難するようにしています。


地植えのいと思うところ

 地植えをしていていいと思うところは以下です。

① 意外とよく育つ

 無知のまま、初めにエケベリアを育てたのが、地植えでした。後で、多肉植物の土があることを知りました。
 地植えしている場所が、朝日だけがあたり、風通しがいい場所であったからか、雨ざらしにしていますが、根腐れはおきづらく、すくすくと成長します。

② 管理が楽

 水やりは、全く雨が降らないとき以外はしなくてよく、そのまま放置できるので、管理が楽です。

③ 弱ってしまった苗を復活させやすい

 私の地植えしている場所の環境がいいからか、適度な水分が保たれているので、鉢植えで弱ってしまったり、葉が全て取れて、茎だけになってしまった苗は、地植えスペースに移動しています。全ての苗が復活するわけではないですが、そのまま放置していても、新しい葉が出て成長してくれる苗が多いので、元気が無くなった鉢の苗は、そのままで色々手入れするのではなく、地植えで様子を見ています。

 

地植えのよくないところ

① ダンゴムシやナメクジの被害にあいやすい

  ダンゴムシの被害を良く受けます。5㎜程度の小さなダンゴムシ一匹だけで、一日でかなりの被害を受けます。食べやすい成長点や、成長点に近い茎の部分を食い荒らされると、葉挿しもできない無残な状態になります。ナメクジも、一日だけで、苗が全滅します。ダンゴムシは、エケベリアの根に潜んでしまうので、見つけづらいです。
 虫に食べられると、その部分から菌やカビが入り込み、苗がやられてしまうこともあります。農薬を去年までは使っていなかったので、見つけたら手で取っていたのですが、今年は、ダンゴムシがかなり発生したので、駆除の薬を使いましたが、数日後にはまた食べられると繰り返しました。

② 梅雨の季節は、ダメージが大きい。

 梅雨の長雨の時期は、ずっと雨がかかっている状態なので、特にロメオなどは、葉がひとつずつ、透き通ってきて、駄目になっていきます。
アガボイデス系の苗は、梅雨の時期に葉を減らし、秋に葉を増やし、あまり成長していないような苗もあります。
 

③ 土に葉がついてしまうと蒸れて葉がだめになる。

 雨に打たれたりして、苗が傾き、土に葉が触れてしまうと、土についた葉は駄目になることが多いです。

 地植えは、いい点悪い点どちらもありお勧めはできませんが、鉢植えの苗が瀕死になり、もうあきらめているのであれば、試してみてもいいのかなと思います。
 私は、朝日だけが当たる場所の地植えは安定していますが、北側の、昼以降に日差しが当たる場所の地植えの苗は日差しが強いとすぐに弱ってしまいます。
今年は、遮光シートをかけましたが、それでも生育状況が全く違います。
 私の地植えしている場所はちょうど環境が良かったのだと思います。朝日しか当たらないので、春や秋は、取れた葉を置いておくだけで、葉挿しが勝手に成長してくれます。
 腐った根をカットした、葉がついていない茎を、土の上に置いて復活した苗もあります。苗が駄目になってがっかりしていましたが、茎から芽が5つ出て、1年かかりましたが、小苗が5つになりました。
 プランターでもエケべリアを育てていますが、地植えと鉢植えの中間として利用しています。
 鉢植えでもっと水分量が必要だなと思う苗は、水やり回数をそこまで増やせないので、プランターにしています。ハオルシアやグリーノビアも私の場合は、プランターの方がよく育つので、プランターで育てています。プランダーの下の方の土は、花や野菜の土を入れて、上の方は、多肉植物の土を入れて育てています。ただし乾燥しやすいように、プランダーの一番下の底上げをして無駄な水分は落ちて、そこまでプランターないに水が残らないようにしています。

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